C様々な環境下での培養

文責 半田

野生株

 酵母は真核生物でありながら,成長速度が早い事や扱い易い事などから研究によく使われるモデル生物である。 本研究室では酵母に様々なストレス・環境下で培養し,IXタンパク質の機能を探っている。例えば,IX遺伝子を欠損させた菌体と野生株を比べ,栄養豊富時や飢餓状態時での成長の違い。もしくは炭素源をグルコース由来のものにするか,もしくは代謝経路の違ったエタノールやグリセロール由来にするかなど様々な条件で行う。そして,どんな条件で一番野生株と成長が違うかを調べ,その条件をヒントにIXタンパク質の機能を探っている。

IX欠損株

【キーワード】代謝経路,いろいろな知識・・

D二次元電気泳動・質量分析を用いたプロテオーム解析

 タンパク質を網羅的に解析するツールとして二次元電気泳動が主に用いられている。二次元電気泳動とは,タンパク質を等電点と分子量の違いで分離する。これにより,数千個のタンパク質を同時に解析することができる。本研究室では野生株,IX遺伝子欠損株そして過剰発現株由来のタンパク質において,その発現量の差の現れたタンパク質を明らかにすることで,IXタンパク質の機能解明に繋ながるのではないかと考えている。
 タンパク質の発現に違いがあったものは医学部和泉研の質量分析(MALDI-TOF-MASS)により同定を行っています。







Mw




(本大学院医学系研究科 和泉孝志先生との共同研究)

【キーワード】二次元電気泳動(等電点電気泳動&SDS-PAGE), トリプシン処理, 質量分析

酸性・・・・・・・・・・・pI・・・・・・・・・・・・中性