PURESYSTEMとは試験管内でタンパク質合成が行う事ができる無細胞翻訳系の1つである。試験管内に転写因子・翻訳因子・リボソーム・アミノ酸・DNAなどをすべて加える。その結果,転写が起きmRNAが合成させる。その後,リボソームが結合し翻訳が始まり,DNAにコードされているタンパク質が合成される。このタンパク質をSDS-PAGEや蛍光スキャナで検出する。

合成されたタンパク質を
精製すると・・・

【キーワード】PURESYSTEM, タンパク質の精製, SDS-PAGE,NuPAGE

【キーワード】DNAマイクロアレイ, リアルタイムPCR, mRNA抽出

 DNAマイクロアレイ・リアルタイムPCRとは転写過程で作られるmRNA量を調べる実験方法である。大腸菌から抽出したmRNAの発現量をDNAマイクロアレイでは大腸菌の遺伝子の網羅的に,リアルタイムPCRでは個々の遺伝子で調べることができる。DNAマイクロアレイによる解析では遺伝子を欠損することで他の遺伝子の転写過程がどのように変化するかを網羅的に調べている。リアルタイムPCRでは個々の遺伝子が生育過程でいつ,どのような条件で転写過程が変化するかを調べている。
(奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科 大島拓先生との共同研究)

FDNAマイクロアレイ・リアルタイムPCRを用いた転写過程からの機能探索

文責 稲穂

EPURESYSTEMを用いた翻訳過程での機能探索